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須藤祐孝(すとう ゆうこう) イタリア政治思想研究家、大原富枝文学愛好家
宮城県柴田郡生れ育ち。仙台一高、東北大学法学部卒。愛知大学法学部教授(政治学・ヨーロッパ政治思想史 担当)を経 て、現在同大学名誉教授。この 間、延べ3年余りローマ大学、フィレンツェ大学で研究。次のものを見ていただければ幸いです。
★イタリア政治思想研究に関しては:
☆ルネッサンス関係――無限社の編訳書4冊それぞれに解説に代えて収録した論文の他、
- R.リドルフィ著 『マキァヴェッリの生涯』、(須藤訳・註解、岩波書店)
- G・サッソ著 『若きマキァヴェッリの政治思想』、(須藤・油木共訳、創文社)
- 「マキァヴェッリにおける軍事と政治」、(『国際政治思想と対外意識』、創文社、所収)、など。
- サヴォナローラの生涯と思想についての、及び、「パッツィ家の陰謀」(ルネサンス・フィレンツェの一大権力闘争)についての論文を愛知大 学『法経論集』に 断続的に連載中。
☆現代関係(ファシズム期イタリアの政治学者・保守政論家 G. Mosca 研 究)
- 「ガエターノ・モスカ政治思想研究」、(日本政治学会年報『危機状況と政治理論』、岩波書店、所収)
- 「イタリア・ファシズム擡頭期の政治思想」、(『ヴァイマル共和国の政治思想』、創文社、所収)
- 「『政治階級』概念の変質」、(『イタリア学会誌』、XLII、所収)、など。
★大 原富枝文学愛好に関しては:
- 「わたしの一冊…大原富枝『婉という女』」(『大学時報』、日本私立大学連盟、273号、2000年7月、108−109ページ)
- 「大原富枝文学と本山町」、『やまなみ』、大原富枝の会(大原富枝文学館内)発行、第18号(2003年7月1日)、1頁。
- 「大原富枝さんにとっての吉本隆明氏」、『高知新聞』2003年10月20日、15面。
- 『大原富枝文学年譜』を準備中
学生時代、『婉という女』に圧倒的感動を覚えて以来、著書はむろん、著書に収録されていないあらゆる作品――作家として世に出る前の、郷 里高知県吉野村からの投稿作品を初めとする全公表作品――もことごとく初出紙・誌で通読、確認。
この間、生前の大原氏の知遇を得、全面的協力の下で確認事項の記録、『大原富枝文学年譜』の刊行を準備。
しかし、より詳細・確実なものをと刊行をためらっているうちに、また、本来の仕事(イタリア政治思想研究)や勤務先の任務に追われている うちに、この記録集の一日も早い刊行を切望し、タイトルの書やカヴァー・デザインなど装丁を自ら担当し刊行費用もすべて負担するとまで言って下さっておら れた大原氏が逝去(2000.1.27)。
御協力に報いられず、ご希望に添えず、痛恨の極み。近年中に刊行し、ご霊前に感謝とお詫びの意をこめて供えるつもり。 参照:刊行予定書
大原富枝氏の須藤評(1993年末、産経新聞 社、田中規雄記者のインタビューへのFaxでの返答(抄)
「須藤さんは強靭な精神の持主で、現代には珍しく、夢を生きることの出来る学者だと思っています。
現在の日本ではユニークな存在であり、貴重な人だとも思っております。」
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